ダージリンとイラム

ダージリンとは、インド北部の西ベンガル州北部ダージリンで生産される紅茶で世界三大銘茶とか言われているらしい。ちなみに残り2つはセイロンのウバ、中国のキーマン(祁門)だとか。
(;⊙д⊙)知らへんかった。

そのインドのダージリンと国境を隔ててネパール側にあるイラムもまた紅茶の産地。ダージリンと気候が同じで上質な紅茶が採れるです。
ピンのところがイラム(ईलाम)
地図を見ての通り、近くです(⊙∀⊙)
ちなみに西ベンガル州の北、シッキム州周辺では元ネパール人が多く暮しているです。これはインドが英国領時代に農地拡大でネパール人を大量に受け入れたため。
ダージリン周辺は濃厚インド人よりあっさり味のネパール人の顔立ちをしているです。
その頃ネパール側でも茶葉を生産するようになったとか。

( ⊙∀⊙) ダージリンの紅茶ってなんで高いの?

ダージリンやイラムは標高の高いところで育つ中国茶が源流とされているです。英国貴族の嗜み的な地位を確立した後、平地で大きな葉をつける中国茶とは別の品種がインドのアッサム地方で発見、大量生産されることになったです。
これが庶民の紅茶アッサムティー。ダージリンと住み分ける形になったです。
ちなみに紅茶の階級で最上級FTGFOPは日本では100グラム3000円以上。肉の領域。

(;⊙д⊙)え、世界のダージリンって偽物が多いの?

多いです(ixi) 実際に世界中のダージリンの年間生産量(1.2万トン)とダージリンと言われるものの年間消費量(4万トン)がぜんぜん違うです。ほぼニセモノまたはほんのちょっとダージリンが入っているなどの劣悪品が多いです。
同じ例:宇治抹茶も宇治で詰まれた茶葉使っているのはどれだけだろう...。

本物のダージリンを探す場合は、インド政府公認マーク(CTM)を見つけるのです。
CTM:Darjeeling Certification of Trade Mark

(;⊙w⊙)イラムティーってどうなの?

最高級のFTGFOPあり。季節は夏のセカンドフラッシュが人気の傾向にあるです。
生産、製法はダージリン仕込みのネパール人(ネパール人はインド国境を自由に出入りできる)が携わっているので品質はまぁ折り紙付きと言っていいです。品質は「やっぱりネパールクオリティだね」的なばらつきがあるです(ixi)
またチャイ(ミルクティー)を楽しむネパール人向けにCTC(Crush Tear Curl/潰す・千切る・丸める)という製法で作られたイラムティーもあるです。

ただ、日本でイラムティーは手に入れにくいです。
マイナーでかつ流通量が少なくダージリン級の品質のため、農園までこだわると日本での価格はダージリンを超えて100グラム5000円手前まで来ます。

(⊙∀⊙)だったらネパール行ってで手に入れようぜ!

カトマンズの外国人街、タメル地区にイラムティーのお店はゴロゴロあります。メッチャ紅茶の種類揃えて量り売りしてまっせ! ってお店に行ってアタックすると良しです。
キロ辺り1500ルピーなどお安くなるです。
ネパールにはおみやげで配る「ネパールにいてきましたクッキー」は無いです。皆の、自分のおみやげとして最適なので、ネパール行ったらどっちゃり買い込みましょう(⊙∀⊙)

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