Splatoonのステージの魚介類ネタ

現在Splatoon2に出てくる新ステージ「バッテラストリート」「フジツボスポーツクラブ」「ガンガゼ野外音楽堂」が紹介されているです。前作も「デカライン高架下」「ハコフグ倉庫」「シオノメ油田」の3ステージが最初に紹介されましたな。

ガンガゼの鋭いトゲの意匠があるガンガゼ野外音楽堂
それはさておき、ステージの名称に魚介類の名前が入っているので、その魚介類の方を紹介するというイカ研究に役に立つのか立たないのか判らないネタでございます。

京都十条通
デカライン高架下
Urchin Underpass
魚介とは関係なく、任天堂本社開発棟沿いの十条通(鳥羽通)のこと。デカ=10、ライン=条というわけで。ちなみに本社はその南側。

フグ目 - ハコフグ科 - ハコフグ属 - ハコフグ
ハコフグ倉庫
Walleye Warehouse
名前の通り箱のように角ばった形をしているフグの仲間。ハコフグ科はフグ毒であるテトロドトキシンを持たない。ただしエサから摂取した毒を蓄積する傾向があるので食用の際は注意。

潮の境目
シオノメ油田
Saltspray Rig
潮の境目、潮の目、潮目、潮境とも。「暖流と寒流がぶつかりあう~」と説明されることが多い巨大な水塊がぶつかり合う海域のこと。暖流、寒流それぞれの魚が集まりやすく、豊富な漁場になる。日本では三陸沖など。

アロワナ目 - アロワナ科 - アロワナ属 - シルバーアロワナ
アロワナモール
Arowana Mall
淡水に生息する古代魚。南米アマゾン川原産で体長は1mほど。現地では食用にもなる。日本でアロワナといえばシルバーアロワナを指す。観賞魚であるアロワナの生まれは台湾で養殖されたものが多い。

スズキ目 - サンフィッシュ科 - オオクチバス属 - オオクチバス
Bバスパーク
Blackberry Skatepark
ブラックバスの本名はオオクチバス。北アメリカ原産の淡水魚で日本では特定外来生物に指定されており、リリース(放流)が禁止されている。サンフィッシュ科の仲間はコクチバスやブルーギルでサンフィッシュ科まるごと特定外来生物に指定されている。

カサゴ目 - アイナメ科 - ホッケ属 - ホッケ
ホッケふ頭
Port Mackerel
冷水性の海水魚で日本では茨城県、対馬海峡以北に生息。料理で出てくるホッケは「キタノホッケ」という同じホッケ属の別種。

ナガマツモ目 - モズク科 - モズク属 - モズク
モズク農園
Kelp Dome
ナガマツモ科、モズク科の海藻の総称。ヌルヌルしているあいつ。主な生産地は沖縄。沖縄では「スヌイ」という。三杯酢で食べる以外に天ぷらで食べることも。

ねぎ取るが由来
ネギトロ炭鉱
Bluefin Depot
マグロの脂身を叩いた上に刻んだネギを載せて食べる丼以外にもお寿司の軍艦巻きにも登場するアレ。ネギとトロでネギトロではなく、語源は中落ちをそぎ取ることを指す「ねぎ取る」から。ネギが無くともネギトロ。

スズキ目 - タチウオ科 - タチウオ属 - タチウオ
タチウオパーキング
Moray Towers
尾ビレ、腹ビレ、鱗を持たず、銀色に輝くグアニン質の層で覆われている太刀のような魚。鋭い歯を持つため釣りで出くわしたら手袋推奨。様々な調理法で美味しくいただける。

フグ目 - モンガラカワハギ科 - モンガラカワハギ属 - モンガラカワハギ
モンガラキャンプ場
Camp Triggerfish
フグの仲間で黒い全身に白く大きな円形の斑紋が入る。いわゆる熱帯魚で沿岸部やサンゴ礁で見かける。刃が鋭くヒレには棘があるので素手で触れるのは危険。

カレイ目 - ヒラメ科 - ヒラメ属 - ヒラメ
ヒラメが丘団地
Flounder Heights
ヒラメ科とダルマガレイ科の総称。目のある方が体の左側にあるのがヒラメ。日本近海ならどこでも分布している。刺身、酒蒸し、ムニエルなどどんな料理にも合う。回転寿司に出てくるエンガワはアブラガレイのもの。ヒラメじゃないよ。

スズキ目 - サバ科 - サバ属 - マサバ
マサバ海峡大橋
Hammerhead Bridge
全世界の亜熱帯、熱帯海域に生息するおなじみの海水魚。青緑色の地に黒色の独特な文様が走り、腹側は銀白色。いわゆる「青魚」。新鮮なものは刺身でもいけるが、痛みが早い(足が早い)ので通常は生食には適さない。

キンメダイ目 - キンメダイ科 - キンメダイ属 - キンメダイ
キンメダイ美術館
Museum D'Alfonsino
目が金色に輝き、魚体が赤いのでキンメダイ。真鯛や黒鯛などのスズキ目タイ科とは異なる種類。季節を問わず刺身、煮魚、干物、粕漬け、ブイヤベース、ムニエルなどどんな料理も合う。近年は漁獲量が下がり高級ブランドの傾向が見られる。
水銀を蓄積する傾向もあるため厚生省が注意を呼びかける魚介類として挙げている。


スズキ目 - シイラ科 - シイラ属 - シイラ
マヒマヒリゾート&スパ
Mahi-Mahi Resort
マヒマヒは英名。全世界の熱帯域に生息する肉食の大型魚。力強い引きで釣りの対象として人気が高い。こちらも足が早いので水揚げする地域以外での食用は適さない。

秋田の魚醤
ショッツル炭鉱
Piranha Pit
秋田県名産の魚醤。主な原料となる魚はハタハタであったが、一時期資源量が激減したためアジ、イワシ、サバ、コアミなどの代用しょっつるもある。

ニシン目 - カタクチイワシ科 - カタクチイワシ属 - カタクチイワシ
アンチョビットゲームズ
Ancho-V Games
アンチョビは英名。口が頭の片側に寄っているから片口鰯。マイワシ、ウルメイワシはニシン科に対し、カタクチイワシはカタクチイワシ科に属する。畳鰯、シラスボス、煮干し、目刺し、田作り、アンチョビなどなど非常にお世話になっている。


(;⊙д⊙)ふひーここまでが前作分だぜ。


サバの押し寿司
バッテラストリート
ポルトガル語のバテイラ=小舟=が語源の鯖(元々はコノシロ)の押し寿司。江戸の握り寿司に対して木型を用いた押し寿司を発展させたのが大阪の寿司。
バッテラストリートのあちこちに琵琶湖と思われる意匠が見られるのは若狭から京都への街道「鯖街道」にかかっている可能性が無きにしもあらず。

無柄目 - フジツボ科 - フジツボ属 - フジツボ
フジツボスポーツクラブ
富士山のような石灰質の殻を持つ固着動物で雌雄同体。世界中の海洋に生息し、岩礁の他に船底や他の動物などに固着する。エビやカニと同じ甲殻類(甲殻亜門)。大型のフジツボは珍味として結構なお値段で振る舞われている。

ガンガゼ目 - ガンガゼ科 - ガンガゼ属 - ガンガゼ
ガンガゼ野外音楽堂
ウニの仲間で長い棘に毒がある。痛い。ムラサキウニやバフンウニを手に乗せてもそうそう刺さることはないが、ガンガゼの長い棘は非常に鋭く、皮膚を容易に突き刺してしまい、しかも折れやすい。一応他のウニと同じく卵巣、精巣は食用になる。

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