こんぴらさんはネパールにあり?

「ブラタモリ」で香川県の金刀比羅宮=こんぴらさんを取り上げいました。このこんぴらさん、ルーツはネパールの山奥にある、という話があるんですよ、奥さん。ネットで調べるとよく出てくるんだぜ。

こんぴらさん→ネパールの山奥の流れ

こんぴらさん

香川県仲多度郡小平町象頭山
金刀比羅宮

神仏習合時のご本尊
金毘羅大権現

本来の姿
薬師如来十二神将・宮比羅

漢訳前の姿、ガンジス川のワニ
クンビーラ(別名マカラ)

ネパール東部開発地区サガルマータ県
クンビラ山(5761m)

これがクンビラ山(5761m)
この山がクンビーラの由来で神話となり、仏教が漢訳されると宮比羅になり、金毘羅大権現となって金毘羅さんになったという話です。ネパールの山奥のこの山が海運の神様に....

(⊙∀⊙)はい、ここまでがネットによくある情報です(⊙∀⊙)

実は...ここ周辺に暮らすシェルパ族は17世紀~18世紀にチベットからやってきたので古代インド神話、ヒンドゥー教、仏教が絡む紀元前の時代の由来がないのだ!

クンビラはシェルパ族が崇める神が座する山

クンビラのアルファベット表記は Khumbu Yul Lha となります。チベット語です。

クンビラ は Khumbu Yul Lha です。
それぞれの意味は...
Khumbu ...地名「クーンブ」 Yul ...~の国(土地) Lha ...神 
...です(⊙∀⊙)ふむむ。

すなわちクンビラ=クーンブの(土地の)神という意味です。
ユル・ラ(Yul Lha/ཡུལ་ལྷ་)はチベット仏教の土地神様として各地に存在しているようです。チベット族がクンブー地方に入域しシェルパ族となった時期が17世紀頃もありクンビラ山=クンビーラの由来の可能性は低いとなるです。
(;⊙д⊙)b トドメで「クーンブ」という土地の名前がチベット族由来なのか、そうじゃないかを調べにゃあかんな。ちなみにナムチェ・バザール付近はクーンブ、その南はソルと言うぜ。

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