コールドランチICBM

ニコ生で朝鮮中央テレビを延々流していたので、BGM代わりにしていました。
子供向けも見事にキム一族を神格化するプロパガンダ化。
(;⊙д⊙)各番組の尺あわせで歌のコーナーが多かったな。CMないもんな。

朝鮮中央テレビのロゴ
ちなみに日本で見てる朝鮮中央テレビは衛星放送を受信したもの。日本でもタイの人工衛星から受け取れる。北朝鮮国内はケーブルテレビで送信されているとか。


それはさておき、今回は金日成生誕105年というイベントらしく軍事パレードが行われました。注目されていたのは潜水艦から打ち出すSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル:Submarine-Launched Ballistic Missile)だったのですが、シメに今まで明らかになっていなかった「コールドランチICBM」ってのが出てきました。

(⊙∀⊙)コールドランチ(cold launch)とは?

ガス圧を用いてロケットを発射させた後に一段目ロケットを点火させる方式。地下から打ち上げたりキャニスター(収納筒)でミサイルを覆うことで発射台をロケット噴射の高熱に晒さず発射ができる。

軍事パレードで出てきたのはトレーラーに乗ったキャニスターのみ。キャニスターの中に何が入っているかは不明。ガチなのか空っぽなのかは意見が別れるところ。
なにせこのタイプのICBMは開発が難しい固体燃料タイプだからです。

(;⊙д⊙)なんで固体燃料タイプは難しい?

固体燃料タイプは液体燃料の「ロケットエンジン」と違い、地上から宇宙までの気圧差に対応した燃料を配分する燃料ポンプが無いです。点火したら出しっぱなし。そのため打ち上げノウハウの蓄積が非常に重要になるです。
北朝鮮ではミサイルの燃焼実験を何度か行ったようですが、打ち上げ実験は行っていないです。今打ち上げ実験を行うと、トランプ的に瞬殺するかもしれないから...。

移動式ICBMは北朝鮮の対米戦略にかなり強烈なカードを叩きつけた形になったです。まぁこの状況にしたのは前政権がほったらかしにしていたのが原因ですが。
なおアメリカなの先進国のICBMは1960年代に固体燃料タイプになりました。

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