ソウルと長射程砲

北朝鮮の問題で最も影響を受けるのが韓国。なので韓国の対応見ときゃ日本側が憶測立ててXデーやなんやなんて騒ぐ必要ないよね、と思う今日このごろ。
日本は煽りと便乗好きですから(海外の株式市場もこの辺冷静だった)。


例のXデーの日、北朝鮮軍は火力演習を行ったようで、沿岸から砲撃を行ったようです。対ソウル攻撃を意図した例の決め台詞「ソウルを火の海にする」を意味してるとかなんとか。

ソウル特別市から北朝鮮国境までの最短距離は40km未満。相手に見つからないように長射程砲を配備するなら50km~60km先の塹壕でしょうか。

なおソウルを火の海にできる射程は「170mm以上の長射程砲」で、北朝鮮にはおよそ350門ほどが長射程の自走砲(ロケット砲)を有しているです。22連装の「M1991 240mm自走ロケット砲」なるものがウリで、ソウルに近い塹壕に身を潜めているとかいないとか。実際国境付近に配備されている長射程砲の数は不明。

240mmのロケット砲といえばジムキャノンの肩に乗っかってるやつです。
あ、ガンキャノンも240mmですな。

なぜ赤い
ロケット砲の他に数分でソウルを空爆できるような爆撃機が控えているなどソウルは北朝鮮から朝鮮戦争の停戦合意以後ずっと喉元に刃物を突きつけられている状態が続いているです。
首都が常に狙われてる韓国は相手の動きを日本以上に監視しているんじゃないでしょうかね。北朝鮮の人質といえるソウルが平常運転なら日本も平常運転って考えるのが良さげ。

韓国側のカウンターとしてMLRS(多連装ロケットシステム)を配備しているです。
日本にも配備されており、映画「シン・ゴジラ」の富士山麓からロケット砲を発射したのがソレです。射程は富士山麓からゴジラを狙える160km以上(ロケットブースター換装オプション)。


ちなみに北朝鮮、1990年代にクリントン大統領が核施設攻撃を決意したタイミングで「核放棄」のパフォーマンスをしたが、ほとぼりが冷めたら核開発を再開。続いてブッシュ大統領がイラク攻撃に乗り出したら六カ国協議に応じ、その場しのぎの譲歩・パフォーマンスを繰り返してきたです。(中国の助け舟アリ)
今度は中国の助け舟が絞られて三代目に譲歩パフォーマンスの姿勢がないのが気になりますな。

0 件のコメント :

コメントを投稿